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2015年07月07日 火曜日

鼻毛は抜いちゃダメって知ってた?|名古屋市北区志賀本通駅すぐ、のや接骨院ブログ

「外出先のトイレで鏡を見たら、鼻毛が出ていることに気づいた」というときは、
咄嗟に、指で鼻毛抜いて処理をするという人も多いのではないでしょうか。
しかし実はこの行為、危険だからやめたほうが良いのをご存知ですか?

鼻毛の役割は、鼻から空気とともに入ってきたホコリや菌などを絡め取り、
体内に異物が入り込むのを防ぐことです。
このため、鼻の入り口付近は、私たちが想像している以上に汚れが
付着しているものです。
そのうえ鼻の中は、粘膜でできており、常に粘液で湿っているので、
菌が繁殖しやすい環境になっています。

また毛髪は、毛穴の奥の「毛乳頭」という部分から生えており、
毛乳頭は、血管や神経とも繋がっている皮膚の一部です。
毛を抜くというのは、この毛乳頭から無理やり毛を引きちぎり、
皮膚を傷つけるということ。
このため、傷ついた毛乳頭に菌が入り込むと、炎症を起こして
「毛嚢炎」になってしまうことがあるのです。

毛嚢炎とは、毛穴の中に、ブドウ球菌や連鎖球菌などの菌が繁殖し、
化膿してニキビのように腫れあがる症状のこと。
軽度の場合は、痛みなどもほとんどなく、放っておいても自然に治りますが、
ひどくなると、赤く腫れ上がって、小鼻を押しだだけでも痛むようになります。

この場合も、化膿止めののみ薬(抗生物質)を3~4日ほど内服すれば
回復することがほとんどですが、場合によっては、膿を出すために、
患部の切開が必要になることもあります。

鼻毛は切って処理しよう!
ですから、咄嗟のときでも、鼻毛を指で抜くことはやめましょう。
ピンセットで抜くというのも良くありません。

鼻毛の処理をするなら、先の丸い鼻毛専用のハサミや
電動式の鼻毛カッターなどを使って、鼻毛を切ること。
家で鼻毛処理をしていても、たまに外出先で鼻毛が出ていることに
気づくときがあるという人は、カバンの中に、鼻毛用ハサミや
鼻毛カッターを入れておくと良いでしょう。


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